(Before)学生・研修医の皆さんへ

琉球大学医学部附属病院には臨床研修小児科プログラム(RyuMIC小児科)が用意されています。初期研修から小児科を重点的に研修し、早期に小児科医として必要な知識や技術を習得して頂く事を目標にしています。
当初の所属は卒後臨床研修センターであり、基本必修科研修10ヶ月(内科6ヶ月、救急麻酔3ヶ月、地域・保健1か月)、小児科研修9ヶ月、(内3ヶ月は小児救急関連病院)、及び選択必修科2ヶ月を基本研修としています。

小児科プログラム研修の例

  • 1年目は琉大病院での基本必修科研修。
  • 救急・麻酔研修の間に挿管手技をマスター。
  • 選択は研修習得状況を判断して選択科を研修。
  • 小児救急は基幹型臨床研修病院と協力して行う。

小児科プログラム研修の例

後期研修および小児科専門医を目指した研修について

小児科専門医取得には学会認定研修施設*または当科関連施設での研修が必須です。

*琉球大学医学部附属病院
沖縄県立中部病院 医療法人敬愛会 中頭病院
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 那覇市立病院
豊見城中央病院  

琉球大学医学部小児科は各病院に小児科専門医を派遣し、また後期研修医を受け入れて小児科専門医の取得に向けてサポートしています。

さらなるステップアップのために

琉球大学医学部小児科での研修の先には、大学院や基礎研究部門での研究(学位取得)、国内外専門施設における専門研修(国内外留学)、小児各疾患分野の学会認定専門医の取得などが目標となります。

入局案内

琉球大学医学部小児科は三つの診療・研究グループで構成されています。

  • 小児科総合グループ(内分泌・代謝、膠原病、遺伝・先天代謝異常、神経、etc)
  • 血液腫瘍グループ(骨髄移植センター小児科)
  • 新生児グループ(周産母子センターNICU)

1. 小児科総合グループ(内分泌・代謝、膠原病、遺伝・先天代謝異常、神経)

琉球大学医学部小児科での研修の先には、大学院や基礎研究部門での研究(学位取得)、国内外専門施設における専門研修(国内外留学)、小児各疾患分野の学会認定専門医の取得などが目標となります。

内分泌疾患(兼次拓也)

糖尿病、GH分泌不全等の下垂体分泌異常症、甲状腺機能異常、副腎機能異常

膠原病・腎臓病(金城紀子)

生物学的製剤(レミケード等)を用いた膠原病の治療
ステロイド抵抗性小児ネフローゼ症候群に対する免疫抑制剤治療

神経・筋疾患、先天代謝異常(知念安紹、仲村貞郎)

SSPEに対する髄注療法(インターフェロン、リバビリン)
難治性てんかんの薬物治療
骨形成不全症に対するビスフォスフォネート治療
サンフィリッポ病の遺伝子診断
ハンター病の酵素補充療法
遺伝カウンセリング

琉球大学大学院医学研究科育成医学講座(小児科)・附属病院小児科では現在スタッフ(教員及び非常勤医員)を募集しています。休業中の医師への復帰支援や、フレキシブルな研修、勤務形態への対応にも実績があります。見学、短期研修も大歓迎ですのでお気軽にお問い合わせください。